2013年2月7日木曜日

多様化時代にヒットするものの共通性はコレー転職先選びに応用しようー

こんばんは、名古屋のキャリアコンサルタント金子です。

今回のネタは
「多様化時代にヒットするものの共通性はこれー転職先選びに応用しようー」と
直接的には全く転職と関係ない話ですが、
前回、多様化する時代から転職を考えるというブログを書きました。

内容は、商品・サービスのラインナップ特徴から、
時代にマッチしてるかどうかを考え、
それを転職先選択の判断材料にしていくというものでしたが、
今回は具体的に、どのように考えていくかという応用編です。

時代は“多様化”している


私はこれからの時代のキーワードは“多様化”する社会だと考えています。

豊かさからくる人間の欲求の追求や
IT・インターネットの発達、
様々な商品・サービスの登場など、
複数の要因が重なり、

日々この“多様化”した価値観が私たちに醸成されていると考えます。



当然、
その上でこの“多様化”するマーケットに対して、
どうシェアを取っていくかというのが、ビジネスにおいては、
今後の企業の明暗を分けるポイントになると考えています。


では、多様化でシェアを取るとはどういうことでしょうか?
端的に言えば、興味関心を引く、取扱い商品・サービスが多いことを指します。

ただ、しっくりこない話かなと思います。

“多様化”で売れている例

そこで、“多様化”はほんとに売れるのか?
具体的に“多様化”が流行っている例を3つ紹介します。

例1 AKB48




いわずと知れた人気アイドルグループです。
リアリティドキュメンタリーさも共感を引くポイントでしょうし、
元々のコンセプトである会いに行けるアイドルであること等
ポイントは多いと思いますが、

“多様化”時代という視点で言えば、
私は「推しメン」という言葉に象徴されるような選べるアイドルの多さが、
売れた要因だと考えます。

年齢やバックボーンが異なるアイドルが多く存在し、
それぞれに魅力を感じるファンが存在します。

それが束
(私の知識不足で、AKB48には何人が在籍しているかわかりません。)
となったときに
大きな数となり、アイドルのマーケットを席巻し、
大きなうねりを作ったと考えています。

AKB48が3名のユニットであったならば、
このようなムーブメントは起きなかったと考えています。

まさに“多様化”する“好み・志向”時代にマッチしたアイドルと考えます。


例2 大型ショッピングセンター(SC)



昨年の東京ソラマチ、渋谷ヒカリエに代表される
大型SCの成功も“多様化”時代に象徴される集客スポットと考えます。
皆さんが住んでいる近くにも大型のSCはあると思います。

人気のテナントを複数集客することで、
それぞれが来店集客の為のマグネットの役割を果たし、
結果的に大きな集客を創出しています。

例えば、家族で言えば、お父さん、お母さん、息子、娘それぞれが 
それぞれが目的が違っても、ワンストップで対応できる

まさに“多様化”する“目的”に対応している場所を提供していると考えます。


例3 パズル&ドラゴンズ(ゲーム)




ガンホー・オンライン・エンターテイメントという会社をご存知でしょうか?
2013/02/06付けの日本経済新聞に掲載されていた
前期比5倍の60億強の営業利益を上げている急成長会社です。

何故、こんなに伸長したか?
スマホ向けゲームの「パズル&ドラゴンズ」(通称パズドラ)が
大ヒットしているからです。

この現在、800万ダウンロードを突破。
一部では、GREEやDeNAのような
ソーシャルゲームのタイムウォレットシェアをだいぶ奪っているという話です。
電車に乗ったら、右も左もパズドラというのも珍しくありません。


そして、何を隠そう、私もハマっています。笑
はじめてから1ヵ月ほど経ちますが、
全く飽きません。むしろ、どんどんハマっています。

そこで、
なぜ、ハマるか?なぜ、流行っているか?
どんな人がハマるか、いくつか書き出してみました。

下記に1つでも該当する方で、
まだ未プレイの方は是非、やってみてください。
ハマる要素があります。


  1. 今までのソーシャルゲームのボタンを押すだけのいわゆる「ポチゲー」に飽きた人
  2. ドラクエが好きな人
  3. ドラクエモンスターズが好きな人
  4. 育成ゲームが好きな人
  5. ぷよぷよやテトリスのようなパズルゲームが好きな人
  6. 萌が好きな人
  7. キャラデザインのディティールにこだわる人
  8. オリジナリティのあるゲームがしたい人
  9. ポケモンのゲームが好きな人
  10. 無料で楽しみたい人
  11. 隙間時間を有効に使いたい人
  12. 頭を使うゲームをしたい人
  13. 現実場面で競い合いたい人

因みに私は、1.3.4.12が該当しています。

ゲームの面白みが前提としてありますが、
このゲームが流行っている理由は、
この多様な個々の好みのいずれかを兼ね備えている
創り込まれたゲームだからだと私は考えます。

まさに“多様化”する“趣味・ツボ”に対応しているサービスを提供していると考えます。


“多様化”した時代にヒットするために



上記例からわかるように、
多様化でヒットするポイントは、
ユーザー・ファンの琴線を引くポイントをどれだけ多く持てるか
ということに尽きると私は考えます。
これが多ければ多いほど、ヒットする可能性は高まります。

なぜなら、価値観が多様化する中で、マスを取りに行くには、
1人でも多くの人の興味関心を牽かなければ、束になりません。

裏を返せば、琴線が一つしっかりあれば、
ニッチマーケットを取れると言う話にもなります。
ただ、もちろん、これはこれで、
前回のブログで取り上げたように付加価値は高いです。

ただ、何度もいいますが、
マスを取りに行くためには、このニッチさを束にし、
抑えていかなければいけません。

ロングテール理論はまさにその典型かなと考えます。
ニッチなコアユーザーを抑えるとも言えます。

さいごに

転職者として、企業を見る目を養うという観点で考えた場合、
こういった軸で応募企業の商品・サービスはどうか考えてみてください。

そして、そこで抱いた疑問・質問を
是非、面接での質問場面でぶつけてみてください。

他の応募者と比較して、どれだけ企業研究をしてきたかの
差をアピール出来る大きなチャンスになること間違いありません。

そして、この質問は是非、最終面接時に実施してください。
1次面接では面接官が??となる可能性もあります

質問に対してしっかり答えられる会社は、
しっかりとした商品戦略ビジョンをお持ちであることは間違いないので、
今後の世の中の変化にも間違いなく対応できる会社と私は考えています。

逆に最終面接者である経営陣が、
回答が曖昧であれば、将来性は疑問符がついでも仕方がないと私は考えます。


面接はされるものですが、
こちらも見極める場であることを忘れてはいけません。
ただ、謙虚さも忘れてはいけません。笑

転職先の企業の将来性はどうなのか?の
見極める尺度の一つとなれば幸いです。


キャリアコンサルタント 金子 玄



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