2012年12月21日金曜日

覚悟のない転職は、転職を繰り返す主要因になる。

こんばんは、名古屋のキャリアコンサルタント金子 玄です。

今日のテーマは、
「覚悟のない転職は、転職を繰り返す主要因になる」です。
世間はクリスマスムード一色ですが、重い話ですので、
その点ご注意ください。

転職回数が多い人が企業に敬遠される理由



転職回数が多い方(我々の業界ではだいたい3社経験以上の方)の中では、
転職できる方と、転職できない方の明暗がくっきり別れます。

もちろん、前提として転職回数が多い方は、
数が多くなればなるほど、転職しにくくなります。

理由としては、「定着が見込みにくいという懸念」、
「我慢が足りないのではという懸念」、「表層的ではという懸念」などの
悪い面での推測余地が拡がるためです。

ただ、転職できる方もいます。
それは、一貫性のある転職をしてきた方です。
わかりやすく言うと、転職経緯や理由と聞いて、
なるほどなと客観的に納得できる転職をしてきた方です。


一貫性がある経歴と、一貫性がない経歴



例えば、
学校を卒業後、食品スーパーに就職し、野菜などの青果を担当。
その後働くウチに、野菜の栄養価などに興味を持ち、専門学校に通学し、
栄養士の資格を取得。その資格を活かし、栄養士としてのキャリアを作り、
今回、自身の影響力を拡げる為に、もっと規模の大きい企業での栄養士に転職。

一貫性がありますよね。

他方、繋がらない転職としては、
初めは、個人宅向けの新規訪問型の営業を経験し、
新規営業を継続することが難しいと考え、
決まったお客様を訪問できる法人企業向けのルート営業に転職。
しかし、給料が上がらないからと、
実力次第で稼げる生命保険の営業に転職。しかし、歩合制を不安に感じ、
よいところがあればというスタンスで、転職活動を実施。

同じ営業職ではありますが、一貫性がありません。
これでは残念ながら、説得力がありません。

上記はあえて分かりやすいように極端な例を上げていますが、
このように一概に転職回数と言っても内容によって、
大きく異なります。

この差は「何」から生じているのでしょうか?

覚悟は自分のブレない軸を作る。


私は、覚悟を持って、転職しているかかどうかだと考えます。
覚悟は自身のブレない方向性を決めます。

皆さん、「次の転職を最後にしたい」とおっしゃいます。
特に転職回数を重ねた方ほど、このコメントをおっしゃいます。

しかし、最後と思っていたけど、やっぱり○○だから転職。
これはこの職を最後にすると「覚悟を持っていた」か否かという視点では、
理由はどうであれ、否と私は考えます。

もちろん、自分ではどうしようもないこともあります。
会社の倒産等、最近では一般的なことになりました。

しかし、覚悟を持っていれば、
どうであれ、最後まで戦います、粘ります、足掻くはずです

そして、この差は職務経歴書で大きく出てきます。
そもそも、覚悟が決まっていた方は、
もう転職することはないはずなので、
再度職務経歴書を書く事もないはずです。

この点で私は覚悟のない転職は、転職を繰り返す主要因になると考えます。
転職回数に関わらず、自身の抱いている課題の解決方法は、
転職という手法なのか今一度考えてから、転職活動をはじめましょう。

キャリアコンサルタント 金子 玄


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